珍しい切り枝を栽培
川西市の若宮地区は、昔から生け花で使われる枝物やクマザサの栽培が盛んで、県下でも珍しい切り枝の産地です。大向さんは、若宮地区で、ニッコウヒバ、サツマスギ、クマザサ、クジャクヒバ、カンザクラなどの切り枝の他、栗も栽培するなど、多彩な特産物を生産しています。
切り枝は、主に大阪方面に出荷されている他、地元の直売所にも出荷しています。生け花用や神仏へのお供え用だけでなく、最近はフラワーアレンジメントやリースなどの新しい使い方の幅も広がってきています。また、川西市を含む北摂地方は、栗産地としても知られています。北摂地方の原産と言われ、大粒で食味が良い品種「銀寄」を中心に多くの品種が栽培されています。
兵庫県農業経営士として活躍しています。