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「猪名川水系、武庫川水系の魚(さかな)たち」開催のお知らせ

2月17日(金)~3月1日(水)
ひょうご都市農業支援センター
第5回企画展示

水系
水系(さかな)たち

阪神地域には北部の山々を源流とする猪名川や武庫川が貫流し、途中で多くの支川を合流させながら、大阪湾へと流下していきます。
そして平野部では、これらの支川や中小河川が網の目のように広がり、さらには阪神地域の農業を支えるため池とも繋がりながら、流れの緩やかな水域が形成され、多様な生息環境のもと多くの淡水魚や淡水生物が息づいています。

今回の企画展示では、阪神地域の農業をとりまく、豊かな自然環境を地域の皆様により知っていただくための取組として、「淡水の魚(さかな)たち」をテーマに、国土交通省近畿地方整備局猪名川河川事務所様、独立行政法人水資源機構一庫ダム管理所様、県立伊丹西高等学校様及び猪名川漁業協同組合様のご協力を得て、パネル展示に加え、水槽で泳ぐ淡水魚、まず目にすることのない「アユの赤ちゃん(仔魚・稚魚)の標本など」を期間限定で、展示します。

アユは初夏になれば釣りシーズンとなり、また店頭にも並びます。秋には「落ち鮎」となって下流域で産卵します。さて、孵化したアユはどこへ行くのでしょうか。また、「アユの赤ちゃん」をご覧になったことはありますか。

ところで、途中に大きな湖やダムがあった場合、アユの赤ちゃんは海に降ることができません。ですが、そのダム湖自体が海の役割を果たしていることがあるのです。自然界では「琵琶湖が海の役割を果たしている。」と耳にされた人もおられるのではないでしょうか。では、「猪名川水系では如何に?」楽しみですね。

もうひとつは、中流域の魚(さかな)たちです。県立伊丹西高等学校の生物研究部では、近くを流れる武庫川水系天神川等で調査を行うとともに、校内で飼育もされており、それらの魚たちの一部になりますが、当センターで飼育展示します。

中流域の淡水魚は、水温など環境の変化に強い生物ですが、急な環境変化で弱って、斃死に至ることもありますので、水槽の準備は1月末から始めています。このため2月11日(土)までは水槽は空っぽなのですが、実はこの期間は、コンディションを整えるため大切な期間ですので、ご覧になって「何もおれへん」と言わないでくださいね。

2月11日(土)の午前中に、魚たちがやってきます。この間、来館された方々には、ご不便をおかけすることになりますが、同校の先生や生徒さんたちの慎重かつ懸命な作業を見守っていただくようお願いします。

移動が終わっても、しばらくは魚たちは落ち着きがありませんので、やや離れてご覧ください。また、落ち着いた後であっても、水槽を叩いたりして驚かすことのないようお願いします。

このように魚たちは、結構身近なところに生息しているものの、直接見る機会はなかなかありません。また、不用意に川や湖沼に入ると、思わぬ事故に遭うこともあります。

協力いただいた両機関や漁業協同組合では、日々、河川や湖を管理しながら必要な調査を行っておられますし、 高等学校では研究や学習の場として活用されています。それら成果の一端を垣間見るよい機会ですので、 是非ご来館ください。

1 開催期間
令和5年2月17日(金)~3月1日(水)
(水槽展示は、令和5年2月11日(土)から)
午前10時~午後3時(木曜日は休館)

2 開催場所
ひょうご都市農業支援センター
住所 伊丹市北本町3丁目50
電話 072-782-3939

3 展示内容
(1)猪名川水系におけるアユの生態
(2)武庫川水系天神川の淡水魚の飼育展示

4 入 館 料 無料

5 主  催 阪神北県民局 阪神農林振興事務所
  協  力 国土交通省 近畿地方整備局 猪名川河川事務所
       独立行政法人 水資源機構 一庫ダム管理所
       県立伊丹西高等学校
       猪名川漁業協同組合