「都市と共存する農業のフォトコンテスト」審査結果発表!
「都市と共存する農業のフォトコンテスト」審査結果発表!
「都市と共存する農業のフォトコンテスト」の入賞作品が選ばれましたので発表します。
都市化が進んだ阪神地域のビルや住宅の間、またその周辺には畑や田んぼ、果樹園などがたくさん残されています。街の路地にある農園や電車から見えるまばゆい緑は、新鮮な農産物の提供だけでなく、憩いの場を提供するなど、暮らしを豊かにしてくれるたくさんの機能があります。
このように私たちにたくさんの恵みを提供してくれる都市農業を多くの人に知っていただき、将来にわたり安定的に継続されることを目的に「都市と共存する農業」を題材としたフォトコンテストを開催しました。
これに対して全28点のご応募があり、審査の結果、入賞作品(最優秀賞1点、優秀賞3点、
佳作5点)が選ばれました。
これらの作品を掲示していますので、ぜひご覧ください。
【最優秀賞】
「収穫の頃」令和4年11月23日 西宮市
夕陽に照らされる中、野菜を収穫している方々の景色がどことなく有名な絵画のようで。そんな雰囲気に撮った1枚です。
吉田 修也 (西宮市)
【優秀賞】
「街中でもスクスクぐんぐん」令和4年10月25日 伊丹市千僧
住宅街の中にある畑で、キャベツがのびのびと育っている様子がほほえましく、思わず撮りました。ご近所に農地の緑があると、ホッとします。
大林 千雪 (伊丹市)
「露地軟弱野菜の生産緑地」令和4年12月21日 川西市出在家
阪神間では全国的にも珍しい軟弱野菜の露地栽培が盛んである。ここにはほうれんそう、みずな、しゅんぎく(きくな)が栽培されている。手前には生産緑地の標識、奥には能勢電鉄が走っている。
池田 隆直 (宝塚市)
「家族で作業」令和4年12月23日 尼崎市浜田町
美味しい野菜を皆さんにお届けできるように、想いを込めながら、家族皆んなで協力して収穫してます。皆さんの笑顔と健康を祈ってます☆
小寺 舞 (尼崎市)
【佳作】
「都市と案山子が見守る稲刈り」令和4年10月21日 伊丹市口酒井
都市において昔ながらの天日干しをしていると、通りがかりの人たちが懐かしいと言って立ち寄ってくれます。都市の人も案山子も、優しく見守ってくれます。
西浦 有衣子 (伊丹市)
「ここで、ずーっと続くんや」令和4年12月11日 伊丹市
分断され続ける都市の農業。 JRが無くなっても、残って生産ができますように。
小谷 達 (伊丹市)
「いつもの道に「小さな幸せ」〜ブロッコリー花言葉〜」
令和4年10月24日 西宮市
駅から近い街中。普段通るいつもの道の側。季節ごとに登場する様々な野菜たち。種類を調べ、分かった時の嬉しさ。小さな楽しみ、小さな幸せ。
河野 健児 (神戸市灘区)
「いねかり」令和4年9月27日 尼崎市浜田町
小学校でお米の勉強をしました。毎日食べるお米ですが6月から10月まで長い時間、大切に育てられて、私たちのご飯になる事に感謝しようと思いました。
小寺 花依 (尼崎市)
「目に焼き付けたい畑」令和4年10月13日 川西市久代の南部農産物直売所の前
いちじく畑の周りには住宅街と高速道路があって、その中で川西の特産品が育っています。でも近々このいちじく畑は無くなり工場が建つと聞きました。私達の生活の傍にあったこの風景を後世に遺したいと思い撮りました。
脇田 和美 (池田市)
審査員講評
このたびは、多くの方にご応募いただき、ありがとうございました。
審査にあたっては、写真の構図や写り具合はもちろん、添えられたコメントや撮影場所にも考慮しました。応募作品の中には、ピントや風景の切り取りを工夫すればより良い作品になると思われるものもありましたが、全体的な構図の良さに加え、都市と農業の共存を幻想的に切り取った「収穫の頃」を最優秀作品に選定しました。
農業には「癒しの効果」があります。特にテーマである「都市に共存する農業」は、都市部に住む方々の生活の中で息づき、安らぎを与えています。今回の優秀作品を通して、多くの方が、身近な都市農業に関心を持ち、阪神地域の農業を応援してくれることを期待しています。
審査員長 阪神アグリパーク構想推進協議会会長
兵庫県阪神北県民局阪神農林振興事務所長 村 上 晴 茂
令和5年2月27日