◆ひょうご都市農業支援センター第1回企画展示◆「芦屋浜の生き物たち」開催のお知らせ

芦屋川は、六甲山の森林地帯を源(みなもと)とし、芦屋市西部を貫流した後、大阪湾へ至る二級河川で、この河口域は阪神間でも数少ない自然海岸となっています。
潮が引くと、そこには干潟が現れ、多様な生き物たちの生息環境にもなっており、ちょっと石を返せば、フジツボ、カニ、ヤドカリなどを観察することができます。
ひょうご都市農業支援センターでは「芦屋浜の生き物たち」の水槽展示を始めました。もちろん海水です。
では、展示生物をご紹介しましょう。
[フジツボ]
文字どおり「富士山」のような形で岩などに固着していますが、分類上は甲殻類で、エビやカニと同じグループ(仲間)です。てっぺんの穴から、熊手のような蔓脚(まんきゃく、つるあし)を出し、「おいで、おいで」をするように餌を集めている様子がわかります。
すでに空っぽになっているフジツボもたくさん付着していますが、それらは、より小さな生き物たちの住処に。何やらマンションのようですね。
[ヤドカリ]
この冬にふ化したと思われる小さな小さな2匹で、水槽の中で米粒みたいなのが動いていたらヤドカリ君です。
[ヒライソガニ]
甲羅の幅1cm程度の小さな個体2匹です。
石や貝の物陰に隠れていますが、時々周囲の様子をうかがいながら出てきます。
[ムラサキイガイ]
瀬戸内海の岸壁であれば、どこででもみられる二枚貝です。
食用には向きません。
この他にも、砂や石に付着していたり、汲んできた海水に混じって小さな、小さな-顕微鏡サイズまで-生き物もいますので、目を凝らしながら、ご覧ください。
1 開催期間
令和7年6月27日(金)~
午前10時~午後3時(木曜日は休館)
2 場所
ひょうご都市農業支援センター
住所 伊丹市北本町3丁目50
電話 072-782-3939
3 展示内容
芦屋浜の生き物たち(水槽展示)
海の生き物図鑑など(館内でご覧ください。)
4 アグリな100Spotなどのご案内
パンフレット、リーフレット(ご自由にお持ち帰りください。)
・奥池あそびのひろば(芦有ドライブウエイ)
・芦屋市内散策マップ
・鳴尾浜臨海公園海づり広場
・尼崎市立魚つり公園
5 入 館 料 無料
6 主 催 阪神北県民局 阪神農林振興事務所